先日行われた「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」のシンポジウムの模様が掲載されてます。
個人的には松本零士さんがどんなこと話すか注目してたんですが・・・なんかガッカリ。
この記事だけでの判断はよくないのは承知の上で、これだけ読むとエリート意識丸出しのエゴイストにしか見えません。
特に遺族への著作権収入の話で、司会の中村さんの「自分の死後、家族の生活を守りたいと思うのは、作家もそば屋やうどん屋の主人も同じ。作家の遺族は著作権法で保護されるが、そば屋・うどん屋の遺族を守ってくれる『そば屋法』や『うどん屋法』はない」に対しての言葉、
「そばやうどんと一緒にしてもらっては困る。作家の作品は残るが、そばやうどんは私にも作れる」
とゆーのははっきり言って失言だと思います。こんなに一般人をバカにした言葉はありません。死にものぐるいで働いてるのはクリエイターだけではありません。
あと「古典と現代を混ぜてはいけない。近現代にあるものを改変したりパロディー化することは作品への侮辱」とか訳わかりません。なんで混ぜたらだめなの? リスペクトって言葉知らないの?
なんか松本零士さんの話は20年前なら理解できるんですが現在の状況には当てはまらないんじゃないでしょうか。それに松本零士並のネームバリューがあれば相応の見返りが期待できますが、ぺーぺーのクリエイターの作品はあっという間に世間から消え去り、著作権者の囲い込みのせいで日の目を見ることもなくなります。それってどーよ? ロングテールって言葉知ってる?
私知りませんでしたが、松本零士さんはACCSの理事をされてるんですね。
すべて本音なのか、理事としての立場も踏まえての発言なのか、ちょっと気になるところです。マッキーとの騒動も併せて考えると本音な感じがしますが。
賛成派の著作者ほかに探してきて討論に参加させないとまっとうな議論にならないと思うんですけど・・・。
私も思わず納得してしまうような賛成派の意見を聞かせてください。